※以下「shell:Local AppData」は「ドライブ名:\Users\ユーザー名\AppData\Local」と置き換えること
●大前提
Chromeはデフォルトで下記のパスにユーザデータを保存する
shell:Local AppData\Google\Chrome\User Data
●基本
デフォルトフォルダを他ディレクトリのフォルダに差し替えるべく、mklinkコマンドを利用してシンボリックリンクを作成する
mklink /d "shell:Local AppData\Google\Chrome\User Data" "保存させたいディレクトリのパス"
上記により下記の起動オプションは省略できる
"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" -user-data-dir="保存させたいディレクトリのパス"
つまりアプリを素直に起動するだけでよい。起動オプションはいらなくなる。
●応用1・キャッシュの保存先を変更する
Chromeのプロファイルの保存先をわざわざデフォルトから変更させるということは、保存(バックアップ)をしたいと思われる
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しかしこのような場合キャッシュフォルダはバックアップしなくても良いケースが多い
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Chromeは終了時にキャッシュを削除する設定がない
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最初からバックアップ対象ディレクトリ以外へキャッシュを保存するようにすれば良い
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起動オプション
"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" -disk-cache-dir="キャッシュを保存させたいディレクトリのパス"
●応用2・キャッシュ保存先変更の起動オプションを省略させる
デフォルトのキャッシュ保存パスに対してシンボリックリンクを作成する
mklink /d "shell:Local AppData\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "キャッシュを保存させたいディレクトリのパス"
以上のすべてを施せば下記すべてを同時に満たせる
・アプリを素直に起動するだけよい(起動オプション不要)
・Chromeのユーザープロファイルを任意の場所に指定可能
・キャッシュ保存先をユーザープロファイルとは異なる場所に指定可能
そんなことせんでもChromeのクラウド経由同期機能でいいのでは?
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完全に全データ、全ファイルが同期できるようになるまでの経過措置
※現状は一部ファイルや機能拡張、設定が同期されない